目の下のクマついて
お顔の印象を決める目元まわりですが、クマがあると疲れた印象を与えたり、お顔の表情が暗く見られがちです。一言で「クマ」といっても、血行不良や色素沈着、毛細血管拡張、眼窩脂肪のふくらみによる影など、いくつも考えられる原因があります。目元の皮膚はデリケートな部分ですから、安易なセルフケアはかえって症状を悪化させる恐れがあります。美容皮膚科では、医師がクマのタイプや原因を診断し、それに合わせて、治療方法をご提案いたします。お気軽にご相談ください。
クマの種類と原因
▶たるみクマ
加齢によって目の下の皮膚がたるんで脂肪がたまり、ぷくっとふくれたようなクマに見えるのがたるみクマ。目の上下の皮膚が落ちくぼんで影のように見えることもあります。程度が軽ければ、目の周囲の皮膚にハリを持たせてたるみを解消すると、改善が期待できます。程度が強い場合は、手術で眼窩脂肪を抜く脱脂術が必要になります(当院では手術は行っておりませんので、ご了承のほどお願いいたします。)
▶青クマ
目の下が青黒く見えるクマ。疲れや寝不足から、下まぶたの血流の流れが悪くなり、うっ滞した毛細血管が黒っぽく透けて見えてしまいます。さらにリンパの流れも悪くなるので、腫れたようにも見えます。
▶茶クマ
アイメイクの落とし残しやアレルギーなどによる色素沈着、目をこすったときの摩擦、紫外線によるシミなどが原因となります。
日常生活でのこまめな紫外線対策やお肌をこすらないように心掛けることが大切です。ビタミンC の摂取やビタミンC ローションなどが効果的です。
▶シワクマ
乾燥肌の方に多いタイプで、小じわとクマがミックスした状態。目の健康と丁寧な保湿を心がけましょう。
治療法
程度の軽いたるみクマにはウルトラセルQ+ がおすすめです。青クマは血流やリンパのうっ滞なので、ご自分で行うとしたらツボ押しなどの擦らないマッサージや、温熱パックが有効です。
当院で受けられる施術としては、エクシリスのアイリフトが小じわもとれるし、眼精疲労も改善されるのでお勧めです。
茶グマでは、目のきわは避ける必要がありますが、ピーリングやVitC のイオン導入、高濃度のVC セラム30 ローションがおすすめです。
しわクマには、うるおい水玉リフティングや水光注射が良い適応です。